ここで教えたい!

ボランティアとしてこの教室に参加してみたい! という方は、以下のフォームからご連絡ください。見学も大歓迎です。

※交通費は参加者ご自身の負担になるので、23区内にお住まいの方の参加をお勧めしています。

→ ボランティア参加申し込みフォーム


ボランティアに関するQ&A

・どういう人がボランティアとして参加していますか?

高校生・大学生や、社会人、定年を迎えたシニアの方など。幅広い年代層が参加しています。

・どこ出身の子どもが多いですか?

国でいうと中国出身者が多く、全体の約半分を占めます。他には、バングラデシュ、ネパール、ミャンマー、フィリピン出身の子どもがいます。

・英語力は必要ですか?

英語は必須ではありません。この教室に来ている子どものうち、英語を理解できる子どもは1割ほどしかいません(フィリピンやミャンマー出身の子どもなど)。
生徒と話す言語は、基本的に日本語です。なので、一番必要なのは「日本語で分かりやすく話す能力」です。

・このボランティアはどのような雰囲気ですか?

毎回、結構にぎやかです。「子どもたちが黙々と勉強している」というよりも、子ども同士で会話しながら勉強を進めていく教室です。
このボランティアは「学習支援」に加えて「居場所作り」の側面ももっているので、子どもたちの私語も、ある程度は許容しています。彼らがストレスを感じずに過ごせる環境作りを優先しています。

・子どもに教えるときのポイントはなんですか?

子どもに教えるときに、頭に入れておいてほしいポイントは3つあります。

1つ目は、「やさしい日本語で話すこと」。子どもたちでも理解できるように話しかけてください。やさしい日本語で話すコツは、簡単な語彙を使うこと、短い文章で話すこと、語尾を濁さずに言い切ること、はっきり・ゆっくり喋ることです。

2つ目は、「子どもたちの言葉を引き出すこと」。教える側が一方的に話すのではなく、子どもたちの発言を引き出すように話しかけるのがポイントです。子どもたちはふだん日本語で話す機会が少ないので、なるべく彼らに日本語を使ってもらうように工夫しましょう。

3つ目は、「子どもを褒めること」。子どもたちの多くは、慣れない場所での生活でストレスを抱え、自尊感情が低い傾向にあります。そんな彼らに自信をもってもらうように、小さなことから褒めてあげることが大事です。特に、子どもが劣等感を感じていそうな部分を褒めてあげるのが効果的です。例えば、「日本語が上手だね」「2つの言葉を話せてすごいね」「いい名前だね」など。

・どういう性格の子どもが多いですか?

生徒の性格は、様々です。「日曜の午前にわざわざ勉強しにくる子たちだから、さぞかし真面目だろう」と思ったら大間違いです。「勉強したい」と思って来ている子は全体の1/3くらいで、残りの子は「友だちと母語でしゃべりたい」とか「親から言われているから」とか「暇だからなんとなく」で来ています。中には、「家でスマホゲーをしてると親に怒られるので、この教室に来てスマホゲーをします」と宣言するアウトローもいます。

そういう子どもたちを勉強に向かわせるのは結構たいへんです。こちらが目を離すとすぐにスマホをいじりだすし、私語も多いです。ボランティアの忍耐力が試されます。

とはいえ、注意しないといけないのは、この教室では明るく振る舞っている子どもでも、ふだんの学校では大人しい子が多いということです。「ここではよく喋れるけど、学校では一言も喋らないし、友だちもいない」と打ち明ける子どももいます。学校では自由に話せないからこそ、この教室でストレスを発散するかのように騒いでいるともいえます。

・子どもに教えた経験がなく、不安なのですが…。

この教室に通う子どもたちは、日本語力に不安を抱えています。教科書の日本語が読めない、という子がたくさんいます。なので、教科書を一緒に読んであげて、子どもが分からない単語を説明してあげる、というだけでも、彼らにとっては十分な学習になります。

ボランティアのしおり

ボランティアに初めて参加する方には、以下の「ボランティアのしおり」を配布しています。
ボランティアのしおり(更新日:2022/06/14)
A4サイズで両面コピーして、中央で折ると、遠足の「しおり」っぽくなります。